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LinuxとかPythonとかVimとか、趣味でいじる感じで

JD (バージョン2.8.7)をソースからインストール

Linux用2ちゃんブラウザのJD (バージョン2.8.7)をソースからインストールしました。 apt-getでインストールされるJDはバージョン2.8.6で、したらば掲示板を読み込むと落ちる問題があったためです。

(http://jd4linux.sourceforge.jp/ の2013.12.30のお知らせより引用)
したらばのURL変更により、バージョン 2.8.7 より前のJDでは、したらばのスレ読み込みが出来なくなっています。 2.8.7以降にバージョンアップしてお使い下さい。

ということで、2.8.7のソースを持ってきて自前ビルドです。

OS: Ubuntu 13.10 64bit (server版にKDEインストール済み)

ソース取得

svnのリポジトリから持ってくるか、sourceforgeからリリース版ソースをダウンロードします。今回はsourceforgeのリリース版(jd-2.8.7-140104.tar.gz)を使いました。

事前準備

OS/ディストリビューション別インストール方法 - JD for Linux Wiki - JD for Linux - SourceForge.JP を参考に。

Sourceforgeからソースを落としたのでsubversionは不要。ビルドに必要な他のライブラリをインストールします。

sudo apt-get install autoconf libtool libgtkmm-2.4-dev libgnutls-dev

ttf-ipamonafontubuntuリポジトリになかったのでとりあえずスルー。

ビルド

ソースを適当なフォルダに展開し、フォルダ内でconfigure, makeします。

cd jd-2.8.7-140104
autoreconf -i
./configure --with-native
make

余談ですが、makeのオプションに-j [コア数]でmakeに使うコア数を指定できるんですね。-jオプションなしだとコア一つ、-jのみだと全力で使えるだけ使うようです。詳細はman makeで。今回は物理4コア仮想8コアのPCだったので-j 8を指定しました。かかる時間はかなり短くなったと思います(ちゃんと測ってない)。

起動確認

起動前に設定ファイル(~/.jd/jd.conf)のバックアップを取ったほうがいいです。私は起動時に

「~/.jd/jd.confに異常な値があります。デフォルトから復旧しますか?」

的なメッセージ(うろ覚え)が出て、慌てて設定ファイルのバックアップを取りました。

追記 (2014/02/18)

今回インストールしたバージョンは外部板設定の移行に対応しきれていなかったそうです。したらばの外部板設定を残したい場合は下記サイトを参考にしてみてください。PCLinuxOSの話ですが、Ubutnuでも同じだと思います。

Operation Normal ? | 本日の野良リポジトリ (2014-01-06)

追記終わり

起動確認です。

cd src
./jd

起動後は普通に今までの設定を維持していて、したらばも読めました。

インストール

大丈夫そうだったので、インストールしてしまいます。なぜかインストール方法のページにmake installとかだけ書かれていませんが、普通に/usr/local/以下にインストール出来ました。(ちょっとびびって一度root権限無しでmake installしたりしました・・・)

sudo make install

これで普通にjdコマンドで起動できるようになりました。

以上です。